「丹後ちりめん創業300年」をアピール 「丹後テキスタイルmeets the World」を大阪・阪急うめだギャラリーで開催

 海の京都・丹後地方は、今も着物の生地の国内約6割を生産する国内最大の絹織物の産地であり、織物の営みが育んだ、住居と機場が一体となった機屋や商家、三角屋根の織物工場の町並みと、民謡宮津節で歌い継がれた天橋立などの象徴的な風景を楽しむことができます。2017年には、「300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊」が文化庁の日本遺産に登録されました。
 2020年に「丹後ちりめん」創業300年を迎えるにあたり、丹後ちりめん創業300年事業実行委員会(委員長:今井 英之・丹後織物工業組合理事長)を中心に、丹後地域の織物の歴史や文化を活用した観光誘客を一般社団法人京都府北部地域連携都市圏振興社(通称:海の京都DMO)と連携し、「丹後ちりめん」などの織物産業の振興に取り組んでいます。今回は、「丹後ちりめん」の国内のPRの一環として、丹後の織物事業者などによる展示販売会を6月12日(水)から17日(月)までの6日間、大阪・阪急うめだ本店で開催します。

               =記=
イベント名
丹後ちりめん創業300年「丹後テキスタイル meets the World」

日 時
6月12日(水)~6月17日(月)

場 所
阪急うめだ本店9階「阪急うめだギャラリー」(大阪市北区角田町8-7)

入場料
無 料

イベント
柴田織物 柴田祐史氏による織物パターンデータ作成実演
高 蔵 染 大下倉和彦氏による飛沫(しぶき)アート実演 など

=参考資料=
日本遺産「丹後ちりめん回廊」丹後織物オープンギャラリーや本格着物体験について

1 趣 旨
  観光客の皆さまに、日本遺産の理解を深めて頂くためには、日本遺産に認定された「丹後ちりめん」の歴史や文化を説明し、関連する文化財を訪れて頂くことが効果的です。平成29年度において、ちりめん街道(与謝野町加悦:構成文化財のひとつ)内、平成30年度において、丹後織物工業組合中央加工場内(京丹後市大宮町:構成文化財の一つ)に、日本遺産のストーリーを映像やパネルで紹介する情報発信施設や「丹後ちりめん」の織機や着物、関連商品の展示施設、「丹後ちりめん」の手織作業見学ができる体験施設などを整備しました。
また、平成30年10月からは、ちりめん街道内で古くから高級着物の代名詞である「丹後ちりめん」をセレクトできる「本格着物体験」をスタート。旧尾藤家住宅の旧家の格式さとモダンさを兼ね備え、当時の街の繁栄の面影を色濃く残している空間で、正絹の着物を身に纏う和装の所作の体験や工房めぐりなどを通じて、「丹後ちりめん回廊」のストーリーが体感できます。

2 情報発信および体験施設の紹介

●丹後織物オープンギャラリーin丹後織物工業組合(平成30年度整備)
   【場  所】〒629-2502 京都府京丹後市大宮町河辺3188 丹後織物工業組合 中央加工場
   【利用時間】午前10時~12時、午後1時~3時30分

●丹後織物ギャラリーinちりめん街道(平成29年度整備)
【場  所】ちりめん街道(与謝野町加悦)
①旧尾藤家住宅 ②コウジュササキ ③織機展示場所 ④はたむすび

●丹後ちりめん本格着物体験(平成30年10月スタート)
【場  所】〒629-2403 京都府与謝郡与謝野町加悦1060旧尾藤家住宅
https://yosano-kankou.net/kimono/