藤原「国産のホップは、今後もさらに人気が高まると思います。与謝野町は、多彩なホップの品種を持っているのが強いですね。品種としては1〜2種類くらいの産地が多いんですが、与謝野町では11種類手掛けているんです。」
農家の山本氏は、「品種をたくさん作るのは難しい」と語りながらも、事実として、これだけの品種のホップの栽培を成功させています。醸造家の思いに応える農家の適応力が、与謝野ホップのクラフトビールの可能性を支えているのです。
多彩な品種のホップと、多彩な感性を持った醸造家たちが次々に現れている。
そして、共通した原料を使っていても、醸造家の思い一つで違ったビールが生まれる。この多様さと奥深さ、「人間の介在」が強く影響することが、クラフトビールの魅力ではないでしょうか。
藤原「与謝野に行ったら、いろんなビールが飲める。ホップの体験もできて、そこでできたビールも飲める、ということにつながっていけたらと思います。」
与謝野ホップと、与謝野スタイルのクラフトビールは、これからも進化し続けます。今年、フレッシュホップのビールは美味しかった。でも、来年飲めば、きっとまた進化している。ぜひその進化の過程も、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?