伊根・舟屋のお宿を巡る
丹後半島の東端に位置する伊根町。船のガレージ「舟屋」がある美しい風景が有名だ。
周囲5キロメートルの湾に沿って230軒あまりの舟屋が立ち並ぶ風景、そして海面スレスレに建てられた舟屋は全国的にも珍しく、その景観は独特の風情を醸し出している。
よく映画やドラマの撮影、テレビ番組の撮影が行われていて、興味を持たれた方も多いようだ。平成17年には漁村として初の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定。
日本のみならず、外国人旅行者にも人気の観光スポット・・・だが、観光だけではなく、ココに暮らす漁師町の人々の日常がある。
どこか懐かしい日本の原風景と、その普通の生活の中にある独特さが相まって伊根町の魅力になっているのだろう。
お巡りさんが先導していく集団登校
朝の7時30分。
舟屋群の玄関口、伊根浦公園の前にある「伊根町観光案内所」に到着。
旅行者も居なくてとても静かだ。駐車場横の海も波がなく、ウミネコたちが海に浮いていたり、堤防に佇んでいたりしている。
小学生たちが伊根町観光案内所の横に集まってきた。そして小さなパトカーもやってきてお巡りさんが二人降りてきた。いったいどうしたんだろう?と心配になる。
話を聞くと、この地域は毎朝、小学生の通学にお巡りさんが先導していく集団登校を行っているんだそう。お巡りさんに子どもたちが元気よく話しかけているのがほほえましい。朝だからこそ見ることができる伊根の日常だ。
なんでもこの地域では信号機がほとんどないらしい。伊根町観光案内所のすぐそばの丁字路に信号機があるのだが、ずっと点滅信号になっている。この信号は地域の子どもたちに信号機の事を知ってもらうために設置しているのだとか・・・。
なんだか伊根町は時間が止まっているような不思議な感覚がある場所だ。
舟屋食堂
朝8時になった。
伊根町観光案内所の2階にある「舟屋食堂」が開店。
この地域で一番早く開くお店だ。早く来た旅行者らにモーニングを提供している。
モーニングのメニューは胚芽パン・スクランブルエッグ・ソーセージ・サラダ・ヨーグルト・フルーツと、コーヒーまたはオレンジジュースといった内容。
8時から10時の間に提供している。
支配人の下垣さんの話では、モーニングを提供している間に板長が近くの港に、今日お店で出す魚を仕入れにまわり「朝仕入れてその日のうちにお客様に出す」ことにこだわっているそうだ。こちらのメニューは近海で獲れた新鮮な魚介のお料理がメインとなっている。伊根の名物のブリや岩ガキ、季節でかわる数種類のイカなど旬の美味しい海鮮料理を提供している。そこに板長が仕入れから帰ってきた。この日、近くの港ではヤリイカが70kgほど出荷されていたのと、マグロが30本ほど上がっていたとの事。
そして仕入れてきたのは天然の真鯛。今日は近くのお家でお祝い事があって、尾頭付きのお造りの注文が入っているそうだ。天然の真鯛は養殖の真鯛と比べて色がピンク色で鮮やか! 春の季節は「桜鯛」秋は「紅葉鯛」と呼ばれて祝い事には欠かせない。
舟屋食堂では、春先のこの時期は活イカをすぐに捌き、身が透明のままお客様に提供している。イカの甘味が存分に味わえるのでこの時期に活イカを求めて訪れるお客様も多いそうだ。その季節ごとに獲れる旬の魚料理を気軽に楽しめるのが嬉しい。
<舟屋食堂>
住所:京都府与謝郡伊根町字平田491 2F
電話:0772-32-0800
朝食:8:00〜10:00 (※パン、サラダ、ソーセージなどのセットメニューのみ)
ランチ:11:00〜15:00(ラストオーダー)16:00閉店
定休日:木曜日
伊根町観光案内所
食事を済ませて外に出ると、1階の伊根町観光案内所が開いていた。中に入ると地域で作られたお土産が並ぶ。海上タクシーなど、観光情報も当然充実していて、困ったらココに来てみれば何でもわかるようになっている。
そこにどこから見ても旅行者らしからぬ人たちが次々とやってきて、室内の一角に設けられた野菜売り場から野菜を買って帰っていく。この野菜は伊根町の山間部の農家さんが持ち寄って、ここで週に2日(水曜日・土曜日)に販売しているんだそうだ。この日はネギや大根、ほうれん草といった野菜が販売されていた。ほうれん草は普通のスーパーで売ってるほうれん草の倍の大きさのもので、見たことないような大きさに驚くと同時に、その値段が100円なのにもビックリさせられた。
伊根町観光案内所の観光協会スタッフの方に話を聞くと、普段はもっと野菜が出品されるそうで、新鮮な卵も並ぶそうだ。地域の人たちもよく知っていて水曜日と土曜日の朝のうちに野菜を買いに来てくれてるんだとか。「どうしてこういうことをしているのですか?」と尋ねると、「旅行者にむけてだけではなく、地域の人たちにも有益な事をやっていくことで、伊根町で暮らす人たちと観光のコミュニケーションが広がっていくんです。」と話してくれた。
江戸時代から続く舟屋という特殊な文化が残る地域に、昔から普通に住んでいるだけだから、観光に対して反対している人もいる。そんな気持ちと気持ちを埋める存在に観光協会がなるべきだと、こういった活動を始めたそうだ。
観光資源だけじゃない、地域の人たちの日常生活があってこその「舟屋群」だからという、その優しさと暖かさを、野菜販売を通して知ることができた。
<伊根町観光協会>
住所 京都府与謝郡伊根町字平田491
電話 0772-32-0277
営業時間 9:00~17:00
舟屋の街並み
伊根の舟屋の街並みを見ながら奥に進んでいく。
道の海側は舟屋、道を挟んでの建物が母屋となっている。よく舟屋に漁師さんが住んでいると勘違いされている方も多いようだ。舟屋は漁師さんの作業場で生活の場である自宅は陸側の母屋となる。舟屋と母屋を挟むこの道は昔90cmほどの路地だったとのことだが、自動車が通るようになって広げられたのだとか・・・。路地ほどの通路だった時代を想像すると、漁師さんたちが母屋と舟屋で生活していたスタイルも想像しやすい。母屋と舟屋、どちらも昭和初期の木造つくりの古民家だ。舟屋の建て方の特徴は建物の中心の大黒柱がない。船を海から引き上げるためだ。したがって両壁を作る柱と太い梁が建物を支える重要なポイントとなる。そして1階部分は、舟屋は海から船を引き上げるために水面に向かって傾斜になっている。
江戸時代中期から続く建築様式を改装し、お宿として今も生き生きとした建物としてその姿を残している。
現在は漁業としての舟屋だけでなく、舟屋を活用したお宿が有名になっている。ここからは伊根の舟屋のお宿を紹介していこう。
京都伊根 舟屋の宿 蔵
『舟屋の宿 蔵』についた。
昭和11年に建てられた舟屋という資産をどうやって残していくかを思案していた時。伊根地区に民宿が少なく、旅行者が舟屋に泊まりたいという需要が高まっていたことで伊根町もバックアップもあるタイミングで舟屋をお宿に改装。平成23年の11月の改行以来、1日1組のみの宿泊客を迎えている。
若旦那の倉 亜衡(くら つぎちか)さんは、宿にした当初は漁業と宿泊業を兼業するも戸惑いだらけだったという。お話をお伺いするとインバウンド客が日本の原風景を求めてたくさん利用していた時期もあったが、現在は比較的若い日本人たちが利用しているという。
冬期はプランによって夕食を提供している。定置網漁で獲れた「伊根ブリ」や、兵庫や舞鶴で揚がったカニを提供している。
舟屋の1階のお部屋はすぐそばで海を見ることができるリビングになっており2階は寝室とくつろぎの和室、そして海を一望できる開放感のあるガラス窓のお風呂がある。
ここまで海を感じられるのが舟屋のお宿の醍醐味だ。
そして「蔵」では「伊根湾遊覧船マリネ」も運営しており、舟屋の前の海から出発できるのだ。船で出発し伊根湾をぐる~っと一周。船を走らせると数羽の海鳥たちが船を追いかけて来る。
その鳥たちに、船長が用意してくれているエサをあげる。するとたちまち鳥たちの数が増え、ウミネコにカモメとトンビまでも加わり、船を大量の海鳥が追いかけて来る!
エサを持ったまま手を伸ばすと、ウミネコやカモメは飛びながら嘴でエサを狙ってくる。すごい迫力で次々と迫ってくるので大興奮間違いなし!そこにトンビも一緒になってエサを狙ってくるが、トンビは鋭い爪でエサを奪いに来るので危ないから要注意!
舟屋の宿「蔵」で最高のロケーションと時間を忘れてゆっくりできることは間違いないであろう。
<京都伊根 舟屋の宿 蔵-KURA->
住所 京都府与謝郡伊根町字亀島863-1
電話 0772-32-0815
お部屋 2室(2階/海側和室・山側和室) 収容人数6名
チェックイン/15:00~ チェックアウト/10:00
駐車場 宿前1台完備 2台目以降は、別の契約駐車場へ駐車へ(無料)
ペット不可 館内は全館禁煙 (※ただし1階の海辺では喫煙可)
舟屋の宿 鍵屋
こちらはお客様を≪舟屋に泊まる1日1組限定の宿≫を一番最初に始めたお宿だそう。
おじいさんが漁師で現オーナーのお孫さんご夫婦がUターン帰省した際に、商工会の経営支援もあり1日1組だけのお宿をスタートさせた。1泊2万円台~3万円台の宿泊代に周囲は心配したが、鍵屋ご夫婦の、お客様に漁師町の良さを楽しんでもらおうというおもてなしの心とそのプレミア感が、お客様を「また泊りに来たい!」思わせるようになったというお話を伺った。現在リピーターがどのお宿よりも多いそうだ。
その秘密を知るために鍵屋のご夫婦にお話を聞いた。
「親戚の家に遊びに来たようなどこか懐かしい場所」
にしたいという鍵さんご夫婦。
こちらのお宿では、1泊2食、お客様に地元でとれた食材で作ったお料理を提供するようにしている。
朝獲れの新鮮な魚介類を中心に、地元の野菜などを堪能してもらっている。
伊根の海はかなりの水深と海流あるそうで、伊根湾内部では、鰤・鯛・岩牡蠣の養殖を行っている。湾の外部に出ると「伊根マグロ」(クロマグロ)の養殖をしていてるんだとか。
冬になると定置網に寒ブリとして有名な伊根鰤が獲れて、それらの季節の旬の魚介を使ったお料理を食べてもらっている。
お米にもこだわり、丹後産のコシヒカリを提供している。最高ランクの「特A」を過去に何度も取得していて、粘りと甘みそしてツヤやかさのあるお米だ。
お客様に様々な体験してもらえるように、伊根湾の遊覧船を出しているほか、5月末から6月のホタルが飛び交う季節なると、近くの山間部の小川までお客様を連れて行き、光が飛び交う幻想的な風景をみてもらったり、初夏に見られる「夜光虫」で海が青白く光る風景を見てもらおうと、海流の穏やかな場所まで連れて行き不思議な自然のショーを見てもらう。
秋のアオリイカのシーズンには舟屋の1階からイカを釣って、イカの目と目の間にチョップをすること(活〆すること)で赤茶色だったアオリイカが色が白く変化するところを体験してもらうこともあるそうだ。アオリイカを見て「怖い、かわいそう」というお客様もいるそうだが、「イカチョップ」をやってみるのはだいたい女性なんだそうだ。
当然そのイカはその場で捌き、すぐにみんなで食べてもらう。するとその新鮮さにお客様は驚くそうだ。
ここまで聞くと「親戚の家に遊びにきたような・・・」というのが納得できる。「空間」の提供だけじゃない「伊根」をちゃんと伝えていくおもてなしがそこにあった。
<舟屋の宿 鍵屋>
住所 京都府与謝郡伊根町亀島864
電話 0772-32-0356チェックイン/15:00~ チェックアウト/10:30
※子供・乳幼児・対応不可 ※ペット対応不可
伊根の舟屋 雅
舟屋の街並みを歩いていると、「和カフェ 雅」が出てくる。ここで一休みしていく旅行者も多い。
「お茶セット(みたらし団子付き)」(税込350円)または「抹茶セット(みたらし団子付き)」(税込500円)が人気のメニューで、伊根の海を眺めながらのんびりとお茶やコーヒーを楽しむことができる。みたらし団子は丹後産のコシヒカリを使用し手作りで作ったものですごく柔らかく、お米の甘味もしっかり感じられるのが嬉しい。緑茶も抹茶も京都府産の物を提供している。抹茶は苦みが少なく香りが高かった。
店内から海にで見るとそこでもお茶が楽しめる席が用意されている。テーブルに「INE」という文字が置かれているのだが、誰かお客さんが勝手に置いていったようで、いつの間にかそこにあったとか・・・と伺った。
和カフェの海側に着岸してくれる「海上タクシー」は地元の船頭さんが案内をしてくれる。遊覧船よりもさらに舟屋を近くで見学できるのも魅力の一つである。
和カフェ雅の入り口の横に2階に上がる階段がある。扉の行灯には「旅籠 雅」の文字が。2階が舟屋のお宿になっているのだ。
舟屋 雅−Miyabi−
「舟屋 雅−Miyabi−」は、海を見渡せる舟屋の2階にある。
「丹後・奥伊根温泉 油屋」が運営している1日1組限定のお宿だ。
2階に上がると黒を基調としたデザインで落ち着いた感じで和室の畳も黒い!
海側の窓にはお風呂が設置されていて、バスルームから海が一望できるようになっている。
奥伊根温泉から汲みだし、運んできた温泉でお風呂を楽しめる。
舟屋 風雅 - Fuga- 香雅 - Kaga-
そしてこの30mほど隣には「舟屋 風雅 - Fuga-」と、「香雅 - Kaga-」がある。こちらも油屋が運営するお宿で、舟屋の建物と母屋でのお泊りの2つの趣向が楽しめる。
舟屋 風雅 - Fuga-
「舟屋 風雅 - Fuga-」は、海抜0m、2階建ての丸ごと一棟貸しで、元々の舟屋の造りを改装しているので入り口から段々下に下がっていく作りになっている。入口付近は天井が低いが、中に入っていくと海に向かって下へ下へと床が創られていて、立っていると海面は見える。しかし座ってみると向こう岸に並ぶ舟屋が一気に見えるのが驚かされた。
こちらも海際に天然温泉のお風呂があるのだが、なんとガラスや壁があるわけではなく、海から見ると丸見えの状態でお風呂があるのも特徴的だ。
2階は寝室になっていて、広々と使えて満足感で満たされることであろう。
香雅 - Kaga-
母屋側には「香雅 - Kaga-」がある。こちらも2階建て一棟貸しで、漁村の古民家を改装。海に面してはいないが日本の古民家の良さと和の住宅の贅沢さを体感できる。
舟屋の宿泊を何度も楽しんでいる人は母屋での宿泊も体験したいとなるそうで人気のお宿になっている。「香雅」も天然温泉のお風呂が楽しめるのが嬉しい。
「雅」「風雅」「香雅」の3軒のお宿は、食事の提供はしておらず、近くの「舟屋食堂」や「舟屋日和」といったお食事処でお食事をすることを推奨している。どのお店も伊根の新鮮な魚介が楽しめるお店だ。
<和カフェ 雅 /舟屋 雅 - Miyabi -/舟屋 風雅 - Fuga-/ 香雅 - Kaga->
住所 <和カフェ 雅 /舟屋 雅 - Miyabi -> 京都府与謝郡伊根町平田552
<舟屋 風雅 - Fuga-> 京都府与謝郡伊根町平田545
<香雅 - Kaga-> 京都府与謝郡伊根町平田541
電話 0772-32-0280 (受付時間 9:30~17:00)
<和カフェ 雅> 09:00〜17:00 定休日 木曜・日曜日
<舟屋 雅 - Miyabi / 舟屋 風雅 - Fuga- / 香雅 - Kaga- > チェックイン15:00~ (最終チェックイン:18:00) チェックアウト10:00
※駐車場4台 無料 先着順
詳しい<和カフェ 雅 /舟屋 雅 - Miyabi -/舟屋 風雅 - Fuga-/ 香雅 - Kaga->詳細はこちら!!
向井酒造
伊根の舟屋の街並みを散策しに来る旅行者のもう一つの目的と言えば、伊根の酒蔵「向井酒造」だ。舟屋と同じく海に面して蔵が立っている。日本で一番海に近い酒蔵、そして日本で一番狭い蔵としてたびたびメディアに紹介されている。
1754年(宝暦4年)に創業。舟屋群ができ始めた時代に創業をしている。きっと漁村としてにぎわっていたのだろう。酒蔵のそばの船着き場から宮津まで船で酒を運んでいたとも伝えられている。「京の春」の看板を掲げた蔵は、江戸時代から残る建物で、修繕を繰り返している。数年前も屋根瓦の吹き替えを行なったが、屋根がいがんだままに改修されている。
失敗したのか?なぜ綺麗に改修しなかったのか?と疑問を抱くが、話を聞くと納得。蔵の中では酵母菌が生き続けていてお酒の味が変わってしまうから、建物をできるだけそのままに雨漏りがしないようにだけ改修したんだそう。
人気の銘柄は古代米・赤米で仕込む「伊根満開」。
2000年から蔵を取り仕切る女性杜氏の向井久仁子さんが考案した逸品だ。
ロゼワインのような鮮やかな赤色の日本酒で、甘酸っぱく口当たりのいい不思議な清酒だ。ロックでもハイボールでも燗でも楽しめる美味しいお酒として人気を博している。
よしっ今日のお土産はこれで決まりだ。
<向井酒造>
住所 京都府与謝群伊根町平田67
電話 0772-32-0003
おすすめの特集
-
- 海の京都で「冬の名物グルメ(蟹、鰤、牡蠣、烏賊)」を味わおう
- 京都府北部の豊かな自然に恵まれた“食の宝庫”「海の京都」。旬を迎える四季折々の食材が旅人を魅了します。気温がグンと冷え込む晩秋からはカニ漁やブリ漁の解禁日に始まり、日本海の新鮮な魚介を楽しめる季節の到来です。カニ(間人ガニ・舞鶴かに)、ブリ(伊根ブリ)をはじめ真牡蠣やイカ(アオリイカ、ヤリイカ)など海の京都を代表する冬の名物グルメをご堪能いただけます。この地でこの時期しか味わうことの出来ない海の京都の誇る地元食材を使った冬の贅沢な名物グルメをお楽しみ下さい。 ※お取り寄せならこちらから→ 海の京都市場
-
- 京都のカニ(丹後半島の間人ガニ・舞鶴かに)日帰りランチも人気
- 日本海に面する京都府北部は松葉ガニの宝庫です。 カニ漁が解禁される11月6日~3月20日頃まで当地の港は大いに賑わいをみせます。 また、京都北部には厳しい選別により認められたタグ付きのブランドガニが存在します。丹後半島にある間人漁港の「間人ガニ」、舞鶴港の「舞鶴かに」は全国的にも有名です。 メスは「コッペガニ(せこがに)」と呼ばれ、小さいながら身がしっかり詰まり、濃厚なカニ味噌に加え、甲羅にある朱色の内子とプチプチとした食感の外子が美味です。 蟹の産地である京都北部「海の京都」へお越しいただき、 美味しい蟹を是非お召し上がり下さい。 カニの解禁日は11月6日です!11月6日の解禁日~3月下旬までがカニのシーズンです。
-
- ぶりしゃぶ発祥地(ランチ)京都北部・丹後半島で食す
- 海の京都(伊根町)は富山県氷見市、長崎県の五島列島と並んで「日本三大鰤漁場」のひとつに数えられています。水温がグンと下がる晩秋から冬にかけて、良質の脂を蓄えたブリが水揚げされます。 ブリを扱った飲食店舗も多く、特に「ぶりしゃぶ」が人気で、晩秋には全国各地から大勢のグルメ愛好家が当地の「ぶりしゃぶ」を求めてご来訪されています。 ランチで「ぶりしゃぶ」を食べれるお店も沢山ありますので是非ご利用下さいませ。 11月上旬~3月末がぶりしゃぶシーズンの目安です。