海の京都で森のカフェ特集
木々のさざめきに耳を澄ませながら、おいしいコーヒーやカフェ、そしてカフェごはん。
「癒される」という時間を過ごせる場所。そんな<森の中にある癒しのカフェ>をご紹介します。
「海の京都」エリアの山や森の中にたたずむ素敵なお店たちと、店主のこだわり&イチ押しポイントを楽しみながら一緒に癒されましょう。
キコリ谷テラス(京丹後市)
京丹後市弥栄町の山間にあるカフェ。
おとぎ話に出てきそうな外観の建物の奥に、白い大きなテントが一際目立っています。
よく見るとテーブルと椅子が置かれているので、このテントでコーヒーが飲めるってことなんだとわかりテンションがあがります。
この大きな白いテントに注目が集まってしまうんですが、横の山にも赤い布がテントのように張られていて、その下にはテーブルが!あ!あそこでも食事ができるんだ!!と気付きワクワクしてしまいます。
お店の外も中もかわいい小物がほどよく並べられていて、建物にもピッタリあっていて、これはキュンキュンしてしまうこと間違いなし!
お店に入ると木で作られた店内、ほっこりと落ち着く雰囲気。テーブルにはたくさんの地元のスイーツなどの特産品がずら~っと並んでいて、その奥にはお米やオーガニック野菜たちや新鮮な卵などが陳列されています。すべて地域の人たちが作ったものばかりなんだそう。
「Go Local!!」をコンセプトにオーガニック野菜、加工品、スイーツなどの販売しています。
SORA 農園のオーガニック小麦で作っているキコリ谷スイーツも楽しめます。
現在は、新型コロナの感染防止のために店内での飲食は行わず、アウトドアカフェ(外のテント)の方での飲食と、テイクアウトが中心とのこと。サンドイッチなどの軽食は土日のみですが、スイーツやそらさんのソフトクリームは平日も楽しんで頂けます。
サンドイッチなどの軽食は土日のみですが、スイーツやミルク工房そらさんのソフトクリーム、は平日も楽しんで頂けます。キコリ谷テラスさんの農園、「SORA 農園」などで栽培された野菜も並んでいます。
私も、「外のテントでお食事がしたい!!!」と、「ドリップコーヒー」と「弥栄窯のカンパーニュタルティーヌ」を注文! こちらのパンは同じ弥栄町にある「農家パン弥栄窯」のパンを使用。店主の稲鍵佐代子さんに弥栄窯さんのお話を聞くと、フランスで修業をしてきて、小麦またはライ麦と水のみで発酵種を作る伝統的な手法でパンを焼いているところだそうで、ただ真摯に美味しいパンを焼きたい!というお店なんだそうだ。そんなパンを旬の野菜と一緒にいただけるのも嬉しい。
コチラのコーヒーのフィルターはなんと「丹後ちりめん」を使っているとのこと。シルクなので紙よりもまろやかな味わいになるんだとか。
(写真左)ドリップコーヒーS 380円 M 430円(税込)(写真右)弥栄窯のカンパーニュタルティーヌ 400円(税込)
パンとコーヒーを受け取り、外のテントへ。大きなテントで食べるか、上に上がるか・・・悩む・・・。
それにしてもこんなに大きなテントがあると、非日常感も生まれるもんなんだなぁと思いながら、なら山の上の席だともっと感じられるかも!と上の席に行くことに。
この席、テントとお店の建物を見下ろせて開放感がすごい!
心地よい風と共に過ごせるキコリ谷テラスのひと時を存分に楽しめました!
<キコリ谷テラス>
住所 京都府京丹後市弥栄町船木407
電話 0772-66-3210
定休日 月曜・木曜日
営業時間 平日11:00~16:00 土日10:00~17:00
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
KOHACHI BEERWORKS(宮津市)
・・・・とこのまま帰る予定だったんですが、山の席から降りてくると、お店の入口の横に地ビールの販売を始める準備が進んでいました。こんなの初めて見た!ってことで、大のビール好きの私はさっそくお話をきくことに!
こちらはベルギー出身の コードロン・ジュリアンさんと、展子さんのご夫婦が立ち上げた、「KOHACHI BEERWORKS」さんで、宮津市の「上世屋」という地域で立ち上げたクラフトビール工房なんだそうです。
ベルギースタイルのビールをもとに、丹後地方の農家さんや職人さんとのコラボレーションでビールを作っているそうです。今日は、こちらの「SORA農園」で育てた小麦を使ったクラフトビールと古代米の米麴で作ったビールの2種類を販売していました。ペットボトルでお持ち帰りができ、また次買いに来てもらう時は、そのペットボトルを持ってきてもらうとエコにつながると話していらっしゃいました。土曜日と日曜日はキコリ谷テラスさんで出張販売をしていて、また通販でも買えるそうです。ぜひホームページを覗いてみてくださいとのこと。
私は当然、どちらのビールも買って帰ることにしました!
(写真左)世屋の琥珀 SEYA AMBER
(写真右)丹後の季節 A SAISON IN TANGO
1Liter 1,900円 500ml 1,000円 glass 750円(税込)
<KOHACHI BEERWORKS>
住所 京都府宮津市上世屋411
電話 050-5532-5021
詳しい<KOHACHI BEERWORKS>の情報はこちら!!
Organic Cafe てんとうむしばたけ(京丹後市)
京丹後市弥栄町の「Organic Cafe てんとうむしばたけ」。
こちらはオーガニックのやさいがたっぷり食べられるオーガニックランチ・オーガニックドリンクが、そしてhatakeスイーツで人気のお店です。
清潔感あふれるかわいい外観、入口付近にいくと、ニワトリ数羽が目の前に現れました?!
ビックリしながらもよく見てみると、放し飼いをしてるそうで、この子たちが産んだ卵を店内で販売していました。
ニワトリを見て楽しんでいるとひっきりなしにお客さんが足を運んできています。噂では聞いていましたが、人気のお店なんだ!とより楽しみになりました。
お店に入ると店員さんが元気よく挨拶をしてくれて、こちらも元気をもらえます。
お料理の食材だけじゃなく、ドリンクもオーガニックにこだわってるというこちらは、自社の畑で栽培した無農薬無添加で提供するということを徹底しているそうです。
人気のケーキ「ビオ・ラビッツ・キャロット」と「自分で選ぶオリジナル野菜スムージー」を注文。
「ビオ・ラビッツ・キャロット」はニンジンをふんだんに使ったケーキで、ほとんどがニンジンの甘味だけなんだそう。お店の象徴的でもある上に載っているニンジンはフルーツのような甘さとしっとりさで驚きました!こちらもニンジンの味を引き出すために白ワインを使っているとのこと。徹底的に野菜本来の味を楽しんでもらうとしてくれてるのがヒシヒシと伝わってきました。そしてすべてグルテンフリーのもので、小麦粉ではなく米粉を使っていると教えてもらいました。
シェフの対馬さんのお話では「とにかく身体に安全かどうかを優先している」んだそうで、「食べることの意義である、身体の為になるお料理を出す」ということに注力しているとおっしゃっていました。スイーツも料理の延長だとして作っているとお話ししていらしたこともすごく納得。
「自分で選ぶオリジナル野菜スムージー」は季節ごとに獲れる新鮮な野菜が店内に並べてあって、その中から選んでスムージーにしてくれます。きょうはシェフのお任せで、大根、キャベツ、ニンジン、バナナ、自家製ヨーグルト、黒糖シロップでスムージーにしてもらいました。
飲みやすく、大根が意外とアクセント聞いていて美味しい~~!
これは絶対に女子が喜ぶメニューです!!
お客さんの9割はスムージーを飲んでいくとのことで、その人気まちがいなし!!
毎月フェアを開催していて安全な野菜だけじゃなく、安全なお肉やお魚を食べられるメニューも期間限定でご用意しているそうですよ!!!
(写真左)シフォンサンド 418円(税込み)
(写真右)ビオ・ラビッツ キャロット 418円(税込み)
自分で選ぶオリジナル野菜スムージー 600円(税込み)
<Organic Cafe てんとうむしばたけ>
住所 京都府京丹後市弥栄町黒部441
電話 0772-60-8673
営業時間 11:00~16:00 金土日営業
詳しい<Organic Cafe てんとうむしばたけ>の店舗情報はこちら!!
囲座夢(いざむ)(福知山市)
酒呑童子伝説で有名な大江山の近くに、昔話に出てくるような古民家を改装したお店があります。
周りの風景に溶け込んでいてまさかココがカフェ?と疑ってしまうような感じです。
大正時代に建てられた築100年以上の母屋と蔵をリノベーション。喫茶は蔵の方なのですが、母屋ではランチを提供しています。母屋の中は、和のおちつく雰囲気で、お座敷とテーブル席が用意されています。
店名の「囲座夢(いざむ)」は、「囲んで座って夢の語らいを」という思いがあるんだそう。実際にここで語らうと時間を忘れていつまでも話が尽きない感じです。
たまたま赤ちゃん連れのお客さまがいましたが、お座敷があるので安心ですよね。
そしてこのランチの「彩々御膳」!!
彩々御膳 1,650円(税込)
・・・本当にこのお値段(1,650円)でいいんですか?!ってくらい豪華なランチで、地元福知山の食材を使った和食のコースになっています。
元々、息子さんが母屋でうどん屋さんをしていたそうなんですが、うどん屋をやめ、現在は女将さんが、母屋と蔵を切り盛りしているのだとか。
母屋でも食事やコーヒーが楽しめるのですが、隣の蔵が元々からやっていた喫茶のメインの場所なんです。土蔵の中に入るとこれまた和風のお店になっていて、不思議と落ち着く空間になっています。ここはまさに「隠れ家」と言っても過言ではありません。
コチラでいただいたのは「手作りぜんざい」です。大江山の大納言小豆を使ったぜんざいは、
女将さんの手作りで、しっかり炊いて作るんだそうです。甘すぎず、小豆の味もしっかり残っていておいしい! 地元のお米で作ったお餅も最高で大満足!
手作りぜんざい 650円(税込)
食べた後女将さんが「さっきの彩々御前のお料理より、ぜんざいの方が得意なんです。教えましょうか。」と話していらっしゃいました。このぜんざい、本気で伝授してもらいたいです!
古民家の地元の味が詰まった和の御膳と手作りぜんざい、そして庭から山間の見える里山と田園風景。ここはタイムスリップした不思議な感覚になりますよ!
<囲座夢(いざむ)>
住所 京都府福知山市大江町在田723
電話 0773-56-0136
営業時間 10:00~18:00 夜営業は1日1組限定貸切で完全予約制 18:00~21:00
定休日 月曜日
THE610BASE(福知山市)
「小学校のグランドでイチゴ狩りができるんです」という噂を聞き、それは是非行かなければ。こちらは廃校になった中六人部小学校を大人の遊び場にリノベーションし、校庭にハウスを建ててイチゴの栽培を始めたんです。学校の校舎もその特徴をしっかり残して、どこか懐かしい小学校の雰囲気も体験できるんです。だから女子には嬉しいインスタ映えスポットがたくさんあるんですよ!
校舎の正面入り口で受付を済ませ、校庭の奥の校庭へと促されます。どこか見覚えのある小学校の雰囲気から一転して、運動場のど真ん中に見慣れないハウスがドドーン!!と現れてビックリです。
「ストロベリーフィールズ」と名付けられたハウスに入ると、イチゴの新鮮で甘い香りで包まれます。7棟合計2,142㎡の広さ。
そして整然と並んだイチゴイチゴイチゴ!
家族連れやカップルがそれぞれイチゴを摘み、その場で食べていっています。
う~~たまらない!さっそく私もいただきま~す!
あま~~い!
最初に食べたのは「紅ほっぺ」という種類。実が大きくいちご本来の甘さと酸味が特徴です。ほかにも上品な香りとさっぱりした甘さの「かおり野」。酸味が少なくまろやかな甘味の「章姫」。甘味・酸味・風味が四つ星の「よつぼし」が40分間食べ放題なんです。
もうお腹いっぱいになるまでいちごを摘んで食べられますよ。
いちご摘み体験(要予約)
毎週水・土・日 ①10:00~ ②13:00~ ③15:00~
40分間食べ放題 7歳以上 2,300円 4~6歳 1,400円 3歳以下無料
<THE610BASE>
住所 京都府福知山市字大内1767(旧中六人部小学校)
電話 0773-20-2015
営業時間 9:00~16:00 ※体験予約制 不定休
詳しい<THE610BASE>の情報はこちら!!
国宝 光明寺二王門(綾部市)
少し足をのばせば京都府北部の建築物で唯一の国宝に出会えることがわかり、綾部市にやってきました。
こちらは推古天皇の時代に聖徳太子が創建したと伝わる光明寺の山門で、宝治2年(1248年)に建立されたとされています。
三間一戸、入母屋造の構造の二重門で、屋根は全国的にも珍しい栩葺。二王門は平成28年から修復工事が行われ、平成30年11月、約3年の時を経て、約750年前の姿を取り戻しました。
山深くなるので大自然の雄大さを感じる風景を目にすることができます。
<国宝 光明寺二王門>
住所 綾部市睦寄町君尾1-1
拝観無料
古民家かふぇ 轍~wadachi~(綾部市)
二王門から10分ほど車を走らせたところに、山際の集落にひっそりとある可愛い古民家カフェがあります。
綾部の山々、田園、小川といった自然に囲まれていて、すご~くのんびりした場所。店の外観を見てるだけでも「和む」といった感じです。
中に入ると、黒を基調とした店内で、趣のある落ち着いた空間です。
築100年以上の建物で、マスターが聞いた地元の人の話では昔は炭を作っていた家だったそうで、その前は養蚕業をしていたとのこと。京都北部は養蚕が大陸から伝播し、この地で栄えていったそうで、丹後ちりめんやグンゼといった発祥の地もあるので地域の歴史と文化を垣間見ることができるのもおもしろい。
マスターは大阪で仕事をしていたそうですが、この古民家を買ってリノベーションをし、ご夫婦で現在はカフェを営んでいらっしゃいます。
手作りのケーキが人気で、レアチーズケーキや抹茶チーズケーキ、ガトーショコラは早朝から仕込んでいるとのこと。
田舎でのんびりしようと思ったのに、ケーキ作りで忙しくしていると笑うマスター。
そんな抹茶チーズケーキと紅茶をいただきました。
柔らかいケーキはくちどけもよく、京都産の抹茶の香が口の中いっぱいに広がります。チーズのまろやかさとよく合うんです。
抹茶チーズケーキ 400円(税込)
プラス200円でブレンドコーヒー又は紅茶(レモン・ミルク)セットにできます。
深煎りでローストしているこだわりのコーヒーもいただきました。
苦みは少し強めで、コクと香りが高く、味の変化が少しずつ味わえます。
そのほかにもフレーバーコーヒーもあり、普段とは違ったコーヒーをお楽しむことができます。
こだわりコーヒーを飲んでほっと一息。・・・静かな時間がながれます。天井からつるされている和風の照明がコーヒーに映りこみ、素敵な感覚になります。
お客さんはご近所の人やドライブやツーリングの方が多いそうで、マスターと話していると、親戚の家にでもきたような不思議な感覚になっちゃいます。マスターの優しい人柄が出てる証拠ですね。コーヒーとケーキと楽しいおしゃべりとでゆったりとした時間を過ごしました。
<古民家かふぇ 轍~wadachi~>
住所 京都府綾部市十倉志茂町小仲41-2
電話 0773-21-1008
営業時間.11:00~17:00 定休日.毎週水・木曜日(祝祭日と重なってもお休み)
詳しい<古民家かふぇ 轍~wadachi~>の店舗情報はこちら!!
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