トチ餅(トチの実)
栃の木は、人里離れた山間に自生する落葉広葉樹。綺麗な杢目がでる木材として利用され、実は「栃の実」として食用になる。栃の実は栄養豊富なことから食用の歴史は古く、縄文時代から食べられており、遺跡からも多く出土している。
特有の渋みがあり、木灰を使った独特の手法で渋抜きし、餅米と共に蒸して餅にした「とち餅」が各地で 郷土食として食べられてきた。
栃の実の渋抜きは非常に手間と時間が掛かり、完璧に渋みを抜くのは困難であるが、それが逆に独特の風味や香ばしさとなっている。餅米だけの餅よりも黄土色や茶色がかっており、粘りが少ないのが特徴。乾燥させ、あられやおかきにすることもできる。ここ京都でも飢饉の際の食料として備蓄するなど、古くから人々の生活を支えてきた。綾部市の水源の里・古屋地区では、水源の里条例が施行されたのを機に、栃の実を使った商品づくりを開始。とち餅をはじめ、おかきやあられ、クッキーなど次々と開発し、村おこしに取り組んでいる。
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