イカを食す(白イカ・アオリイカ・ヤリイカ)
海の京都では一年を通じて色んな種類のイカが水揚げされています。春~夏は高級イカとして名高いこの丹後半島で「白イカ」と呼ばれている剣先イカ。秋~春(春は親イカ)はイカの王様と評される「アオリイカ」。真冬に揚がる細長く尖った「ヤリイカ」。
イカを扱った飲食店舗、宿泊施設も多く、このイカ料理を目当てに大勢のお客様がご来訪されています。
【ご注意下さい】コロナ禍における緊急事態宣言発出により時短営業や休業されている店舗もありますので、ご来店の際はオフィシャルサイト及びお電話にてご確認下さいませ。
期間限定!京丹後・夏の新定番「活イカ」
白イカの活き造り“活イカ”。透明で美しく、活きてないと味わえない“コリコリ”とした食感と、噛むほどに増す濃厚な甘味が特徴です。
みなさんお馴染みのイカですが、実はとてもデリケートでストレスに弱く、生きたまま水揚げすることが難しい生き物。
今回、京丹後では、専用水槽や流通システムを整備。目の前でまだ動いているほど新鮮な状態で召し上がっていただけるようになりました。
京丹後夏の新定番 活イカ
春夏秋冬、再会できる喜び。旬の時期になると海沿い周辺のスーパーや鮮魚店には沢山のイカが並び、それを見て地元の人々は「そろそろ秋やね~」と季節を感じるわけです。特に秋イカとも呼ばれる「アオリイカ」はこの話の象徴的なイカと言えます。
※写真は冬を象徴する「ヤリイカ」です。
もはや高級品になった地元産イカ。一昔前は大量に水揚げされていたイカですが、水揚げ量の減少と全国的な人気の高まりから今ではすっかり高級品の仲間入りに。近年では港(舞鶴、京丹後、伊根、宮津)でも高値で取引されています。
新鮮なイカを使ったお料理
イカのお料理は様々ですが、お刺身やイカ丼を提供されているところが多いです。中には「活イカ」と呼ばれる生きた状態でのお刺身を提供されるお店もあります。
また、白イカやアオリイカは季節外れに少量だけ水揚げされることもありますので、ご来店の前に今提供しているイカの種類をお店に聞かれるのも良いかもしれません。またご予約の必要なお店もありますのでご注意下さい。
こちらは旅行雑誌にも度々登場している「イカ丼」になります。このようなイカ丼を提供されている飲食店舗も少しずつ増えてきました。
写真は、天橋立にある「よし乃や」のイカ丼※大盛り(要予約)です。
アオリイカ
「イカの王様」と呼ばれ、イカの中で最高峰の味わいです。秋イカとも呼ばれています。
旬は一般的に秋~春(春は親イカ)とされていますが、丹後地方では9月後半~12月前半が最盛期。春は産卵の時期でペアの大型アオリイカが沿岸部に集まります。ただ、頻繁に港へ行きますが年々水揚げ量が減っている印象があります。獲れ始める9月頃は手のひらサイズ(100g程)で晩秋には300g~500g程に成長していきます。適度に小さい方が身が柔らかく食感が程よいです。お刺身で食されることが多いですが、地元では一夜干しと言われる生に近い状態の干物をサッと炙って食べるスタイルも好まれています。
白イカ(剣先)
水揚げされてすぐに白くなる(薄いピンク色にもなる)白イカ。このイカの正式名は高級イカで知られる剣先イカです。
丹後では春~夏にかけて多く水揚げされています。アオリイカと見た目が似ており味も最高級なので白イカとアオリイカはよく比べられます。時期や大きさ、その時の水揚げ量にもよりますが、競り値はほぼ同等です。大きくなればなるほどキロ単価は上がります。
甘みが強くお刺身で食べる人が多いですが、塩焼きにしたりバター焼きにしたり、火を入れることで更に甘みが増して美味しいです。
ヤリイカ
真冬に獲れるヤリイカ。名前のとおり槍のように細く長く尖った形をしています。冬イカと呼ぶ人もいます。身が透き通った大変綺麗なイカです。
アオリイカや白イカと比べて肉厚は無く、味は比較的あっさりしており、水揚げ量にもよりますが、競り値も比較的安くなります。雄は雌より大きくなり一目で見分けがつきます。食べ方はお刺身が美味です。身は薄いですがコリコリした食感とあっさりした旨みが口に広がります。数は少なくなりますが2月までは港で見かけます。
食の宝庫「海の京都」の逸品がずらり!
地元の方はもちろん、インターネットを通じて全国の皆さんに喜んでもらえるよう、生産者・事業者さんと一緒に楽しみながら販売しています。海の京都の魅力ある商品を全国へお届けします。
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グルメ
地元産のイカが食べれるお店(随時更新)
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宮津市
よし乃や
丹後半島を代表する漁師町・間人や、穏やかな内海で豊かな漁場を持つ伊根などから、毎日仕入れる新鮮な魚が自慢の食事処。人気は、見た目のインパクト大な「いかの贅沢丼」続きをみる>
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宮津市
つるや食堂
元伊勢籠神社の裏参道沿いの茶屋風な外観が目印。土壁が囲み、レトロな小物が飾られる店内はどこか懐かしくなるような雰囲気だ。窓奥に名勝・天橋立を望みつつ、こちらで味続きをみる>
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伊根町
舟屋食堂
伊根町は、富山県の氷見市や長崎県の五島列島にならぶ日本三大鰤漁場。ぶりは、10kg以上にも成長する出世魚で、丹後地方では縁起物として振る舞われたり、家族が集まる続きをみる>
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京丹後市
料理旅館 てり吉
華美や過度な演出は一切なし。ただただ、愚直に丹後の地ガニ、地魚の鮮度とおいしさをゲストに届けることにこだわる料理宿。冬のカニの時期だけでなく一年を通して何十年と続きをみる>
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京丹後市
地産食堂ひさみ
真っ青な海沿いをドライブするうちに見えてくる、丘の上の一軒家。カフェのように可愛らしい店内の窓からも、また美しい丹後の海が広がっている。お客の目当ては間人港を中続きをみる>
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京丹後市
天の酒喰 あまのじゃく
地産地消をテーマに、京丹後、宮津に飲食店や宿を展開するグループが手掛ける居酒屋。網野や琴引浜の魚、峰山町の京丹波産コシヒカリ、地元農家の野菜など、良質のものをで続きをみる>
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- 京都府北部「丹後地方」限定、初夏(4月下旬~6月下旬頃)だけの味!丹後とり貝は大型肉厚、それでいて柔らかくて独特の甘みが特徴です。一般に流通しているトリガイの殻の大きさが6cm前後に対して京都府産のものは8.5cm以上(大サイズ)と大型です。
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